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積水ハウス ノイエって積水ハウスと違うの?
「積水ハウス ノイエ」は積水ハウスのセカンドブランドとして、2020年2月1日より営業開始した会社です。
20代~30代にむけて、「心地よく、ちょうどいい」暮らしを提案するというコンセプトで住宅を販売しております。
「積水ハウス ノイエ」はどのような特徴があり、積水ハウスとは何が違うのでしょうか。
この記事では以下の内容について解説します。
・積水ハウスノイエの特徴
・積水ハウスとの違い
・積水ハウスノイエで建てるメリット
・積水ハウスノイエで建てるデメリット
それでは順番に見ていきます。
※積水ハウス ノイエのHPやカタログの写真を参考に掲載させていただきます。
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会社概要
会社概要は以下になります。
・営業開始 2020年2月1日
・積水ハウスの100%出資子会社
・積水ハウスと同じ積和建設が施工
・アフターサービスは積水ハウスのカスタマーズセンターが担当
・本社 大阪市北区
・販売拠点 全国10ヶ所
施工とアフターサービスが積水ハウスと同じなので、かなり安心感があります。
営業開始してから間もないので、まだ実績や実例が少ないかと思います。
積水ハウス ノイエの評価
勝手ながら積水ハウスノイエの評価をさせていただきました。
それでは順番に見ていきます。
デザイン性 3点
参考例を見ると、比較的スタイリッシュでかっこいい外観やモダンなインテリアを実現できそうです。
選択できるバリエーションが少なく感じるので、低めの評価とさせていただきました。
外観に関しては、縦格子のバルコニーが標準のようです。
桧無垢材を使用した玄関ドアも魅力的です。
屋根は切妻屋根か寄棟屋根の選択ができます。
切妻屋根は北側が6寸、南側が3寸という勾配で、少し個性的な外観になります。
寄棟屋根は5寸勾配で軒が深めなので、邸宅感のある家らしい外観をつくれます。
インテリアに関しては、「何でもできる」というよりは「ベースカラーを基準とした空間づくりをする」という形のようです。
「ハードメープル」、「オーク」、「ブラックチェリー」、「ブラックウォールナット」の4つの床材をベースとしています。
スケルトン階段や表し梁といったおしゃれな仕様も選択できます。
設計自由度 2点
どこまでルールがあるのか正確にはわかりませんが、参考プランを見る限り、かなり制限があるように感じます。
総2階が基本で、凹凸のない形が多いです。
耐震性を維持するために、同じ大きさの「構造ブロック」を上下階で重ねて間取りをつくる考え方なので、ほとんど総2階になりそうです。
外枠の形には制限がありますが、中の間取りはある程度自由がききそうです。
吹抜けやスケルトン階段、広い土間、アイランドキッチン、2階水廻り等は実現可能です。
バルコニーはキャンチタイプになっており、上部に軒がかかるパターンが多そうです。
狭小地や変形地にどこまで対応ができるか確認が必要です。
また、平屋と3階建てもあります。
耐震性 3点
耐震等級3をクリアしているので、安心感はあります。
JAS認定集成材+高強度金物接合工法を採用することで、耐震性を高めております。
柱と梁の接合部は、欠き込みを抑えて強度を維持する工夫がされています。
積水ハウス木造のシャーウッドのように、基礎の上に土台を挟まず直接柱を結合させる工法は採用していないようです。
また、間取りのパターンを限定することで、高い耐震性を維持できる工夫がされております。
上下階の柱の配置を一致させ、総2階にする「構造ブロックプランニング」という考え方で耐震性を高めております。
屋根 3点
ガルバリウム鋼板もしくはカラーベストの選択ができます。
恐らくガルバリウム鋼板の方がメンテナンス費用は抑えられるかと思います。
オプションでも陶器瓦屋根の選択がなさそうなので、少し残念です。
外壁 3~4点
選択できる外壁バリエーションは非常に多いです。
・シーリングレスサイディング
・ガルバリウム鋼板
・木調サイディング
・吹付
・タイル
・木製外壁
シーリングレスサイディングは「新四辺合じゃくり工法」といって、外壁の接合部が目立ちにくくなるような工法です。
雨で汚れを洗い流すセルフクリーニング機能により、きれいな外壁を維持できます。
塗膜15年保証とのことですが、メンテナンスサイクルは不明なので確認が必要です。
メンテナンスコストを抑えられるのは、タイルかと思います。
木製外壁は天然木製とのことで、他のメーカーにはあまりない質感の外観を実現できそうです。
断熱性 ?点
カタログ上では以下の点しかわかりませんでした。
・外壁はグラスウール100mm使用
・住宅性能表示制度の「断熱等性能等級4」相当に対応
・窓は樹脂サッシ、Low-E複層ガラス
グラスウールの密度も不明で、床や屋根の断熱材も不明です。
アルミ樹脂複合サッシではなく、「樹脂サッシ」を採用している点は高評価です。
住宅性能表示制度の「断熱等性能等級4」は6地域でUA値が0.87以下の仕様となります。
ZEHレベルのUA値が0.6以下になりますので、「断熱等性能等級4」ぎりぎりクリアの場合は断熱性能が高いとは言えません。
オプションでZEH仕様も可能とのことですので、断熱性能を上げることも可能なようです。
保証 2点
保証は最長20年なので、他メーカーと比較するとかなり物足りないです。
10年点検時に有償メンテナンスを実施することで、10年間保証が延長される仕組みです。
「構造耐力上主要な部分」と「雨水の侵入を防止する部分」について保証がされます。
60年とは言わないですが、30年は保証があると若い世代も安心かと思います。
また、キッチン等の設備保証や、白アリ保証に関してはカタログに記載が有りませんでしたので、確認が必要です。
20年目以降の点検制度についても不明なので、実施されるプログラムだとよいです。
エリアや時期にもよるかと思いますが、お引渡し~25年目まに点検が8回という口コミがありました。
積水ハウスとの違い
カタログ等からわかる範囲ですが、以下の点が積水ハウスとの違いです。
積水ハウスの代名詞でもあるベルバーン外壁(木造)やダインコンクリート外壁(鉄骨)が選択できない点は大きな違いです。
積水ハウスは鉄骨でも木造でもかなり設計自由度が高い印象です。
ノイエは総2階が基本となるので、かなり間取りが制限されるかと思います。
積水ハウスは構造躯体・防水が初期30年保証です。
その後は点検とメンテナンスを続ける場合は永年保証となります。
ノイエは最長20年の保証なので大きく違います。
積水ハウスは30年間は5年毎の無料点検があり、その後も10年ごとに有料点検があります。
積水ハウス ノイエで建てるメリット
積水ハウス ノイエで建てるメリットは以下になります。
積水ハウスのセカンドブランドとして、安心感がありながら初期コストを抑えられる点は魅力的です。
2020年1月時点では坪単価55万円~(消費税抜き)と発表されておりました。
どのハウスメーカーも資材高騰などで価格がアップしておりますので、現状の金額は確認が必要です。
積水ハウスと同じ、積和建設が施工を行うので、かなり安心感があります。
また、アフターサポートも積水ハウスのカスタマーズセンターが行います。
耐震等級3、長期優良住宅、省令準耐火構造の基準をクリアしているところも魅力的です。
積水ハウス ノイエで建てるデメリット
積水ハウス ノイエで建てるデメリットは以下になります。
積水ハウスとの違いとほとんど同じになってしまいました。
保証が少し物足りないです。
最長20年だと工務店やビルダーと同じくらいになります。
30年保証してくれると若い世代も安心かと思います。
耐震性を維持するため、建物のシルエットがある程度決まっており、総2階が多い印象なので、積水ハウスのような何でもできるような感じではありません。
積水ハウスの魅力であるダインコンクリートやベルバーン外壁の採用はありません。
価格を抑えたセカンドブランドなので当然かもしれませんが、特別な特徴は無い印象です。
まとめ
今回の記事のまとめは以下になります。
施工を行う積和建設や、アフターサービスを行うカスタマーズセンターが積水ハウスと同じということで品質の信頼は高いかと思います。
耐震性や断熱性等の性能面は一定以上をクリアしている印象です。
デザインや設計に対しても積水ハウスの知見が活かされているようなので、期待ができそうです。
ただ、価格を抑えて品質を確保するために、プランの自由度を制限しているので、積水ハウスのような自由な家づくりは難しいように感じます。
デザインや間取りに強いこだわりがなく、積水ハウスの品質で価格を抑えて建てたいという人にはおすすめです。
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