セキスイハイムといえば「あったかハイム」、「太陽光」、「ユニット工法」というイメージがあります。
「ベタ基礎」や「基礎断熱」を売りにし、鉄骨メーカーの中で独自の特色を出している印象も強いです。
デザインや価格面等その他どのような特徴があるのでしょうか。
この記事を読んでいただくと、以下の内容がわかります。
・セキスイハイムで建てるメリット
・セキスイハイムで建てるデメリット
・セキスイハイムの特徴
※セキスイハイムのHPやカタログより参考に写真を掲載させていただきます。
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セキスイハイムで建てるメリット
セキスイハイムで建てるメリットは以下になります。
全館空調や外壁タイル等、性能面でのメリットが多い印象です。
詳細については順番に解説していきます。
セキスイハイムで建てるデメリット
あくまで個人の意見ですが、 セキスイハイムで建てるデメリットは以下になります。
セキスイハイムは工場生産を売りにしており、現場で雨に濡れないことが魅力的です。
据付工事は一日で完了する作業なので、雨予報の場合は延期となります。
次の据付が20日後になったといく口コミもあります。
もともとの工期が短いことは魅力的ですが、仮住まいの期間等については注意が必要です。
それでは順番に解説していきます。
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セキスイハイムの評価
まずは勝手ながら主要項目で点数をつけさせていただきました。
※セキスイハイムの公式HPやカタログの写真を参考に掲載させていただきます。
価格 3点
坪単価は60万~90万円くらいで、商品や採用する設備により幅がある印象です。
同じ鉄骨メーカーのパナソニックホームズやトヨタホームと金額的には近いことが多いかと思います。
太陽光、蓄電池、総タイル貼り等、設備のスペックが高い提案が多いので、提案される価格も高くなることが多いです。
エリアや時期にもよるかと思いますが、一条工務店のように『あまり割引しません』というスタンスよりは、大きな割引があることが多い印象です。
外観 2~4点
外観は好みが分かれるので幅を持たせた評価とさせていただきました。
ほとんどがフラット屋根での提案になるので、勾配屋根の邸宅感のある外観が好みの人には合わない可能性があります。
モダンな外観が好きな人にはおすすめできます。
勾配屋根にするとだいぶ価格が上がるそうです。
空調システム 4点
快適エアリーという空調システムがセキスイハイムのおすすめアイテムです。
基礎断熱と合わせて設置することで、床面を効率よく暖める点では他のメーカーの空調システムよりポイントが高いと思います。
快適エアリー
快適エアリーの冷暖房設置仕様は2タイプから選ぶことができます。
1・2階設置の「タイプ01」、1階または2階のみに冷暖房を効かせる「タイプ02」があります。
ライフスタイルに合わせて選択が可能です。
また、床下大空間に機器を設置できることが特徴で、間取りへの影響が少ないです。
「床あったか仕様」を選択すると、1階・2階の天井上に放熱シートが設置され、2階・3階の床下を暖めます。
注意点があり、放熱シートの上に将来水廻りを設置したい場合、制限がある場合があります。
床下空間を空調する仕組みはセキスイハイム特有です。
冬時期は床面が暖かくなりやすくポイントが高いです。
また、オプションで加湿システムを設置できます。
個人的には加湿システムは故障のリスクを感じるのでポータブル加湿器でよいかと思います。
新ウォームファクトリー
床下に放熱器を設置し、ヒートポンプで作った温水を放熱器に贈り、放熱します。
部屋にも放熱器を設置できますが、オプションです。
寒冷地域では是非おすすめしたいオプションです。
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ベタ基礎 5点
セキスイハイムは建物を面全体で支える「ベタ基礎」を採用しております。
強度の高いコンクリートの全面に構造用鉄筋を配置しております。
一般的な住宅の補修不要予定期間が約30年であるのに比べて、セキスイハイムは約65年です。
ベタ基礎は地中からのシロアリの侵入を抑制し、湿気を低減します。
基礎断熱となっておりますので、基礎の内側に幅100mmの断熱材を設置しております。
外からの冷気・熱気を遮断するので、安定した床下温度を実現できます。
鉄骨メーカーでベタ基礎を採用しているメーカーはセキスイハイムのみですので、決め手になるケースがあります。
鉄筋量、コンクリート量が多いので、布基礎よりお金がかかっていることは確かです。
外壁タイル 5点
外壁タイルはパナソニックホームズと同様にかなり魅力的です。
磁器タイルなので紫外線や酸性雨に強いです。
表面に薄い膜をつくり、雨で汚れを洗い流します。
注意点として、タイル貼りは工場施工なので、目地が出てしまう点があげられます。
現場でタイルを貼るパナソニックホームズの方が目地の劣化具合が少ないかと思います。
塗り替えの必要がないとのことなので、セキスイハイムならタイル外壁を選択したいです。
ステンレスのフラット屋根 4点
フラット屋根の場合、サビに強いステンレス素材を使用します。
軽量のため、地震による影響も軽減できます。
庇もアルミ素材なので、15年~20年メンテナンスが不要です。
ステンレス屋根のメンテナンスについては記載がありませんでしたが、防水シートと比較すると確実にメンテナンス費用は抑えられるので、ポイントが高いです。外観は好みによります。
サビ対策 4点
高耐食メッキを施してサビ対策をしております。
ZAM(Z:亜鉛、A:アルミニウム、M:マグネシウム)の耐久年数は推定約140年です。
ヘーベルハウスやトヨタホームのカチオン塗装との比較が難しいですが、心配な方は築20年~30年のお住まいの床下点検写真等を見せてもらうとよいです。
断熱 4点
窓はアルミ樹脂複合サッシです。
鉄骨系ハウスメーカーの標準的な仕様といえます。
ただ、基礎断熱はかなりプラス要因です。
外気を遮断して安定した床下温度を実現できるので、基礎断熱を採用していないメーカーと比較すると1階床面の断熱性としては魅力的です。
ベタ基礎、基礎断熱が標準仕様なので、寒い地域や寒がりの方には向いているメーカーです。
スマートハウス 5点
大容量の太陽光搭載を得意としております。
スマートパワーステーションFRという商品は、太陽光を搭載しやすいフラット屋根を採用し、さらに庇を延長することで同じ坪数でもより多く太陽光を搭載することができます。
また、蓄電システム「e-Pocket」をセットで導入することで、ランニングコストを抑え、停電時にも安心の生活を実現できます。
実際に2018年9月の台風21号による停電があった際、照明・冷蔵庫・テレビ・調理で電気が使用でき、11時間の停電を快適に過ごすことができております。
蓄電池の寿命、メンテナンスコストについてはしっかり確認したいところです。
可変性 5点
ユニット工法の大きな魅力として、可変性があげられます。
柱や筋交い、耐力壁がほとんどないため、将来的なライフスタイルの変化に対応しやすいです。
もともと吹き抜けだった空間に増床も可能です。
将来床を抜いてエレベーター設置をすることも可能です。ユニット工法の魅力的なポイントの一つです。
設計力 3点
ユニット工法はボックス化されているので間取りの自由度は低いといえます。
スキップフロアの対応はありますが、木造住宅のように自由な配置は難しいかと思います。
狭小地や変形地では厳しい場合があるので、注意が必要です。
個人的な意見ですが、比較的プラン提案やデザイン提案よりも性能面でアピールされる印象があります。
エリアや営業、設計担当にもよるかと思いますので、比較的間取りにこだわりのある方は早い段階でプラン提案を受けることをおすすめします。
保証 4点
セキスイハイムは保証期間が30年です。
「構造耐力上主要な部分」、「雨水の侵入を防止する部分」、「外壁(磁気タイル)」が対象となります。
鉄骨メーカーですと積水ハウスが永年保証、ヘーベルハウス、トヨタホームが最長60年保証をしているので、4点とさせていただきました。
タイル外壁のひび割れや欠損が30年間保証される点は安心です。「著しい場合」という文言が気になりますが、他メーカーでも大抵そのように書いてあります。
タイル外壁以外の場合は保証期間が10年となります。
5年毎の定期診断が60年間無償である点は魅力的です。
遮音性 3点
遮音性能は普通です。
外壁の遮音性はD-40に相当しますが、パナソニックホームズやダイワハウスがD-50相当なので、少し劣ります。
上下階の遮音性に関しては、セキスイハイム独自のJBD工法を採用しておりますが、数値化はされておりません。
二世帯住宅などの場合に、上下階の遮音性を上げるオプションは無いようです。
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効率よく建築会社の情報を集める方法
ここで、効率よく建築会社の情報を収集する方法を紹介します。
以下の3パターンに分けて紹介します。
・とりあえずカタログ請求したい人
・間取りや見積もりをまとめて比較したい人
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今回の記事をまとめると以下になります。
「耐震性」、「基礎断熱」、「スマートハウス」等の性能面をがセキスイハイムの強みです。
もちろんデザイン面もしっかり提案はあるかと思いますが、間取りの自由度に関しては、ユニット工法のルール上少し不安が残ります。
個人的には快適エアリーの導入は迷うところですが、「スマートパワーステーション」を選択して太陽光と蓄電池をしっかり搭載したいです。
また、将来的な可変性があることも魅力的です。
安心な鉄骨住宅で快適に暮らし、災害時にも備えたいという方にはおすすめなメーカーです。
間取りがある程度満足のいくものになるかどうか見極めてからご契約することをおすすめします!
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