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ハウスメーカー・ビルダー・工務店の違い、選ぶ基準を解説

住まいづくりに役立つ情報
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ハウスメーカー、ビルダー、工務店って何が違うの?

住宅会社には様々な規模の会社があり、どこに話を聞きにいけばよいか迷います。

また、どのような住宅会社が自分に合うのか判断が難しいです。

この記事ではそんな人の参考になるように、以下の内容について解説します。

・ハウスメーカー、ビルダー、工務店の特徴や違い

・ハウスメーカー、ビルダー、工務店を選ぶ基準

それでは順番に見ていきます。



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ハウスメーカーとは

全国展開や、広範囲のエリアで展開している会社が多いです。

また、自社の工場や研究開発施設をもっていることが多く、独自の技術を売りにしております。

一般社団法人プレハブ建築協会によると、「プレハブ住宅」を以下のように定義しております。

プレハブ住宅とは、可能な限り工場で部材を生産、加工、組立を行う方式で、プレハブ住宅メーカーは、商品開発から営業・設計・生産・施工・アフターサービスまで一貫した生産供給体制を確立し、ハード面での優れた技術開発、工場生産品質や現場施工品質の確保、さらには入居後のきめ細かなアフターサービスの実施により、お客様の高い信頼性を勝ち得ています。

https://www.purekyo.or.jp/bukai/jyutaku/about_prefab/index.html

「ハウスメーカー≒プレハブ住宅メーカー」と考えてもよさそうです。

2021年時点でプレハブ建築協会の正会員(戸建住宅)が11社、準会員が9社です。

プレハブ建築協会正会員

プレハブ建築協会の準会員

販売戸数の目安は数千~1万棟くらいになります。

販売戸数1位~10位を見ると、2,000棟~10,000棟を販売する会社が並んでいます。

一条工務店は2020年度の販売戸数が約14,000棟でトップです。

タマホームは2021年の年間受注棟数が12,324棟を超えたそうです。

タマホームほぼトップですね。



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ビルダーとは

ビルダーはハウスメーカーと工務店の中間に位置するような会社です。

販売棟数は、年間数百~数千棟くらいが目安になります。

自社工場や研究開発施設はもっていなくても、独自の商品ラインナップを販売している会社は多い印象です。

例えばクレバリーホームは年間4,000棟を目指しているそうで、タイル外壁を売りにしております。

実物大の耐震実験も行っており、ある程度の規模のビルダーと言えます。

クレバリーホーム耐震実験

急成長のアイ工務店は2019年度の引き渡し棟数が2,282棟とのことでした。

アイ工務店
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工務店とは

地域密着型でエリアを絞って展開している会社です。

年間20棟くらいが目安となります。

家族経営であったり、小人数で運営している会社もあります。

請け負う棟数が少ない分、丁寧に対応してもらえる可能性が高いです。

ただし、住宅ローンや土地探しに関してはあまり得意としておりません。

渡邊工務店
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ハウスメーカー、ビルダー、工務店の違い

それでは、それぞれの違いを項目ごとに見ていきます。

ハウスメーカビルダー工務店
エリア全国1~3都府県県内
価格低~高
プランの
自由度
△~○○~ ◎
品質△~○
選択できる
仕様
✕~△△~○○~◎
情報量✕~△
アフター、
会社の
信頼
✕~△
工期短い普通普通~長い


エリアの違い

・ハウスメーカーは全国展開

・ビルダーは県内や2~3の都府県で展開することが多い

・工務店は県内の一定のエリアを中心とし、地域密着型で営業する

ハウスメーカーは全国展開していることで、たくさんのノウハウが蓄積されます。

ただ、担当スタッフが県外に異動となってしまうというデメリットはあります。

地域ごとに支店があるハウスメーカーや、販売代理店制度をとっている場合、県外への異動は少なくなります。

ビルダーや工務店は地域の特性をよく理解し、気候にあった家づくりをしてくれる可能性が高いです。

また、エリアを絞ることで、建築後も手厚く対応をしやすい体制をとることができます。


価格面

基本的にはハウスメーカーの方が価格が高くなります。

ハウスメーカーは人件費、広告費、技術開発等にお金がかかっているからです。

ハウスメーカーは、資材やキッチン等の設備を大量に発注できてコストを抑えられるという部分もありますが、トータルではやはり工務店より高くなります。

私の経験上ですが、300万円~800万円くらい差が出ることがあります。

ハウスメーカーは、「光熱費などのランニングコストやメンテナンスコストで将来的に差が縮まる」というアピールをします。

間違ってはいないと思いますし、工務店の場合はメンテナンスサイクルやコストが不透明な場合がありますので、確認は必要かと思います。


プランの自由度

ハウスメーカーは工場で生産を行ったり、邸別の構造計算が免除される「型式認定」を取得していたりするので、プランニングのルールが厳しくなります。

一方で工務店はプランの自由度が高く、提案力によるところもありますが、大抵のことはできてしまいます。


品質

品質の精度はハウスメーカーの方が高いです。

建築資材の加工を工場で行うことと、ルール化が徹底されていることが主な理由です。

もちろん素晴らしい施工品質を維持する工務店もあるかと思いますが、どうしても現場の作業が多く、大工さんの腕による部分が大きくなります。

品質のバラツキが出てしまうことは避けられないかと思います。


選択できる仕様

ハウスメーカーの場合、外壁材や断熱材はある程度パッケージ化されており、基本的には自由に選択することができません。

また、キッチンや浴室などの設備は大量に発注することで単価を抑えているので、自由に選択すると割高になるケースが多いです。

工務店の場合、建築会社にもよりますが、比較的自由に仕様を選択できるケースが多いです。

吹き付けの断熱材や、ガルバリウム外壁などを好みで選択できる可能性が高いです。

キッチンや浴室も比較的自由に選択できるケースが多いです。


事前情報の量

ハウスメーカーはカタログやホームページが充実しており、施工実績も多いので、参考になる情報が非常に多いです。

施主のブログやInstagramの投稿も多いことも魅力です。

一方で工務店は情報が少ないので、見極めることが非常に難しいです。

建築会社を信頼するか、事前に複数の工務店の話を聞いて自身で情報を集めて判断する必要があります。


アフターメンテナンス、会社の信頼

ハウスメーカーは経営基盤がしっかりしており、定期点検、メンテナンスのサイクルが決められております。

各社差があるにしても、ハウスメーカーはアフターサービスにかけている人員や費用の規模が大きいので、安心感があります。

地元の工務店はハウスメーカーのようにお客様の数が多くないので、より親身になって対応してもらえる可能性も高いですが、時期によっては混み合ってしまったり、倒産してしまう、というリスクもあります。

これから人口が減少していく中で、健全な経営体制を維持することはより大変になってくるかと思います。

ハウスメーカーの中でも、賃貸やリフォームに力を入れる会社や、事業を統合する会社も出てきております。

2020年1月にプライムライフテクノロジーズという会社が設立され、傘下にパナソニックホームズ、トヨタホーム、ミサワホームが入っております。

長期的に見た会社の信頼度を重視したい人にはハウスメーカーがおすすめです。


工期

ハウスメーカーは工場で生産できる部分が多く、比較的工期は短めになります。

工務店は現場での資材の加工がハウスメーカーより多くなりますがので、比較的工期は長くなります。

決め手にはならないですが、家賃を抑えられたり、土地決済時につなぎ融資を利用している場合には工期の短いハウスメーカーがおすすめです。



ハウスメーカーがおすすめな人

以下のような人にはハウスメーカーをおすすめします。

ハウスメーカーがおすすめな人

・会社の信頼度や安心感を重視したい

・ハウスメーカー独自の技術や仕様が気に入った

・自身の年齢が若かったり、子供に引き継いだりしたいので、長期的にフォローしてほしい

・将来的なメンテナンスコストを抑えたい



ビルダーがおすすめな人

以下のような人にはビルダーをおすすめします。

ビルダーがおすすめな人

・ある程度初期コストを抑えたい

・ハウスメーカーほどではなくても、安心感のあるある程度の規模の会社に依頼したい

・土地探しもサポートしてほしい

・建築会社独自の構法や仕様が気に入った



工務店がおすすめな人

以下のような人には工務店をおすすめします。

工務店がおすすめな人

・ハウスメーカーでは実現できないこだわりの間取りや家を実現したい

・断熱材や外壁などの組み合わせを自由に選択したい

・じっくり時間をかけて家づくりをしたい

・初期コストを抑えたい


建築会社でプラン、見積もり等の提案を受ける方法

建築会社でプランや見積もりの提案を受けたい場合は以下の方法があります。

・展示場を見学し、詳しい話を聞き、提案を受ける
・間取り、資金計画をネットで一括請求して提案を受ける

展示場を見学し、詳しい話を聞き、提案を受ける

最もオーソドックスな方法で、展示場の雰囲気や営業マンの対応を見ることができます。

じっくりいろんなメーカーを検討していきたい、という場合は展示場見学がおすすめです。

できれば来場予約をして見学することをおすすめします。

間取り、資金計画をネットで一括請求して提案を受ける

「時間がない」、「複数社一度に検討したい」、「展示場で話を聞くのが面倒くさい」という人にはネット一括資料請求がおすすめです。

タウンライフは600社以上のハウスメーカー、工務店、設計事務所が登録しているので、気になっている建築会社に一括資料請求できる可能性が高いです。

建築会社の一例

タウンライフのメリットは以下になります。

タウンライフのメリット

・間取りの要望等を一括で各社に伝えられるので、とても効率がよい
・間取り、見積もり、土地情報が無料で手に入る

デメリットは以下になります。

タウンライフのデメリット

・入力する情報が少ないと、各社の提案にバラツキがでる
・資料だけでは営業マンの人柄がわからない
・登録していない建築会社もある

建築会社としては、間取りの要望や情報が少ないと提案しにくく、参考プランでの提案になってしまいます。

できるだけ土地情報や間取りの希望情報、予算等は詳細に記載することをおすすめします。

より精度の高いプラン、見積もりが手に入るかと思います。

また、資料だけでは営業マンの人柄がわからないというデメリットもありますが、資料作成依頼+展示場見学もできますし、オンライン商談に対応している建築会社も多いです。

「資料を一通り見てから、気になった建築会社の話を聞きに行く」という方法もよいかと思います。

タウンライフに登録していない建築会社もありますので、その場合は直接問い合わせて提案を受ける必要があります。

気になった人は是非お試しください。

タウンライフ見積もり、間取り資料一括請求


まとめ

ハウスメーカビルダー工務店
エリア全国1~3都府県県内
価格低~高
プランの
自由度
△~○○~ ◎
品質△~○
選択できる
仕様
✕~△△~○○~◎
情報量✕~△
アフター、
会社の
信頼
✕~△
工期短い普通普通~長い

一般的には上記のような特徴となりますが、建築会社によって異なる場合も多いです。

「ハウスメーカーだから会社が絶対つぶれない」、「工務店だから必ず安い」ということはありません。

一つ言えることは、ハウスメーカー→ビルダー→工務店の順番で情報量や施工実績が少なくなりますので、自分に合った建築会社を見つけることの難易度は上がります。

ただ、昔より施主が知識をつけやすい環境にはなっています。

できるだけ準備した上で、いろんな会社の説明を聞いて、是非一番自分に合う建築会社を見つけてください。

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