一生に1回の住まいづくりなので後悔したくない…。
誰もがそのように考えます。
ライフスタイルにより意見は異なりますが、住まいづくりを経験したオーナー様の声はリアルでとても参考になります。
年末のオーナー様ご挨拶の際に、住んでみて気づいた後悔ポイントをお聞きしました。
築1年~7年のオーナー様に聞いた内容です。
これから注文住宅を検討される方の参考になればと思います。
【リビング】TVボードを作り付けにすればよかった
設計段階で作り付けのTVボードを検討されましたが、予算と優先順位を考え選択から外されました。
市販のTVボードを設置されたのですが、スペースの割にTVボードの幅が小さく、スペースをもて余すような形になりました。
スペース幅を最大限に活用すればゲーム機なども置けたので、予算が許せばやりたかったとのことです。
また、市販のTVボードですとルンバがガツガツあたってしまい、うまく掃除ができません。
フロートタイプの作り付けTVボードであれば、ルンバを下まで入れることができ、スムーズに掃除ができたでしょう。
【照明後悔ポイント】
ダイニングのペンダントライトを調色機能にすればよかった。
新築時には落ち着きのある電球色にしましたが、お子様が勉強するようになり、昼白色で集中させたいと思うようになりました。
最初から調色タイプで設置しておけばよかったです。
寝室のダウンライトのリモコンがない。
寝室をダウンライトにしましたが、リモコンがなく寝る際に壁際のスイッチを消してからベッドに戻らなくてはなりませんでした。
リモコンタイプのダウンライトを選ぶか、枕元にスイッチを設置する必要があります。
また、パナソニックが「とったらリモコン」という商品を出しておりますので、寝室をダウンライトにされる方にはおすすめです。
【コンセント後悔ポイント】
コンセント位置での後悔の声はとても多いです。
模様替え等があり、完全には予測できないので、つけすぎに感じるくらい多めに設置してよいです。
キッチンクッキングコンセント
ハンドミキサーやフードプロセッサーを利用するときにないと不便です。
お子様が生まれてから使う調理器具も変わったようです。
ホットプレート用のフロアコンセントもあるとよいです。
収納内のコンセント
ルンバやコードレス掃除機の充電を収納内部でしたいときにコンセントがないと外に出して充電することになってしまいます。
【外構後悔ポイント】
雨水マスの位置をこだわればよかった。
雨水マスが立水栓の近くに来てしまい、ものすごく不便というわけではないが、気になります。
目立たない位置に設置をすればよかったです。
雨水や雑排水の配管は設計士が計画しますが、その段階では外構計画が細部まで確定していないケースが多いです。
外構計画を早めに確定し、マスの位置が問題ないか設計士に再度検討してもらう必要があります。
自転車置き場をつくっていなかった。
意外と見落としがちです。まだお子様が小さく、自転車を利用するイメージができていないときがあります。
サイクルポートまでは作らなくてよいですが、設置予定位置は確保しておきましょう。
犬走りには防草シートを貼るべきだった
犬走りとは家のまわりのスペースのことです。
幅80cmくらいですが、草むしりは大変です。
予算上はずしてしまうケースがありますが、できるだけ入れたい仕様です。
年に何回も草むしりをするのはストレスです。
犬走りには室外機や給湯機も置かれ、草がからみつくと面倒ですので、なるべく防草シート+砂利仕様にしましょう。
+10~20万円くらいで設置できるかと思います。
【その他後悔ポイント】
まとまりがありませんがオーナー様のリアルな後悔ポイントを載せます。
・5人家族の洗濯物を干すには幅3.5mのバルコニーは狭かった。
・書斎スペースがあればよかった。(テレワークは予測できなかった。)
・リビング階段が寒い(ロールスクリーン設置してもあまり変わらない。)
・リビング階段にしたが、キッチンの匂い、テレビの音が少し2階に伝わる。
・外壁につけた物干金物の間隔が2mくらいで、洗濯物を干せる量が少ないので、もう少し広げればよかった。
・バルコニーに洗濯物を干すので、屋根の軒が深い方がよかった。
・ロフト(はしごタイプ)は物置になっている。
・和室は作ってよかったが床の間はいらなかった。
・階段下空間を有効活用したかった。
・キッチン本体とサブキッチンの間を1,300mmにしたが、広すぎた。
・アクセントクロスをもう少し多用し、冒険すればよかった。
・植栽スペースとして土の部分を残したが、植えなかった。
先人の声を参考にそれぞれのライフスタイルにあった選択をしてください。
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