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【住宅展示場の見方】住宅展示場を見学する際に、意識して見るポイントを解説

住まいづくりに役立つ情報
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住宅展示場は大きくて豪華だから見学しても意味ないのでは?

というお声をよく聞きます。

確かになんとなく見学するだけでは「素敵だったねー」で終わってしまいます。

せっかく貴重な休日を使ってハウジングセンターにいくので、有益な時間になるようにしたいです。

この記事を読んでいただくと、以下のことがわかります。

・住宅展示場で意識して見るポイント

・住宅展示場の設備について営業マンに確認するポイント

・住宅展示場を見るときに気をつけた方がよいこと

それでは順番に見ていきます。

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実際のお住まいで採用される間取りや空間はあるか?

ダウンフロアやロフト、吹き抜け、家事室、書斎、2WAY玄関など、夢のある間取りや動線、空間が展示場には多くつくられています。

単刀直入に「実際の30~35坪のお住まいで採用されるような間取りや空間はありますか?」と聞いてみるとよいです。

言いたいことが伝われば、以下のような案内をしてくれると思います。

営業マンの回答

・もう少しコンパクトなロフトはよく提案します。

・ダウンフロアやスキップフロアは実際にはほとんど提案しません。

・このくらいのサイズの2WAY玄関はたまに採用いただきます。

・このようなキッチン→脱衣所→家事室→サービスヤードの流れは間取りによっては実現可能です。

・このようなスケルトン階段と吹抜けはリビングに設置することが多いです。

・このような主寝室の間接照明はたまに採用いただくことがあります。

営業マンは「これはほぼ確実に提案しない」という間取りはわかっていますので、見るべきポイントを案内してくれるはずです。

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実際のお住まいで採用される設備はあるか?

https://www.misawa.co.jp/navi/office/tokyo/178

住宅展示場には実際にはほとんど提案されないようなキッチンや浴室、造作家具などが採用されていることが多いです。

例えば、

・ユーロモビルのキッチン

・リクシルの浴室スパージュ

・冷蔵庫のサイズにピッタリの造作収納

・作りつけの2段ベッド

などです。

ユーロモビル
LIXILスパージュ

お客様も勉強にはなりますが、採用される可能性のないものの説明をじっくり聞いても時間の無駄になるので、一般的に採用される可能性が高い設備を重点的に見学した方がよいです。

一条工務店のように、「すべて標準設備です。」というメーカーはわかりやすいですが、大半のハウスメーカーの展示場はそうでないので、担当直入に聞いた方がよいです。

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展示場でしか体感できないハウスメーカー独自の設備を体感する

ハウスメーカー独自の設備は展示場でしか見れませんので、意識してじっくり体感することをおすすめします。

特に以下の設備が重要です。

・全館空調

・換気システム

・その他オリジナル商材

それでは順番に見ていきます。

全館空調

https://www.sekisuiheim.com/appeal/heater.html

全館空調はハウスメーカー独自の仕様のものが多く、展示場でないと体感できないことが多いです。

特に以下の内容を確認するとよいです。

全館空調チェックポイント

・温度設定は何度か?

・吹き出し口の位置

・室内機のサイズ、位置、お手入れの方法

・光熱費

・導入費用

・メンテナンスコスト

・他メーカーとの違い

全館空調に関しては以下の記事も参考にしてください。

換気システム

https://homes.panasonic.com/common/feature/technology/air_econavi-hepa.html

換気システムもハウスメーカー独自の仕様のものが多く、展示場でないと体感できないことが多いです。

特に以下の内容を確認するとよいです。

換気システムのチェックポイント

・どのような仕組みの換気か?

※第1種換気(機械)か、第3種換気(機械、自然)か?

・換気扇本体のサイズ、位置、お手入れの方法

・導入費用

・メンテナンスコスト

・他メーカーとの違い

・熱交換率は?

その他ハウスメーカーオリジナルの設備等

ハウスメーカーによってはオリジナルの商品をおすすめしていたり、独自のルートで仕入れているおすすめの商品があったりします。

具体例は以下になります。

・一条工務店や住友不動産のオリジナルキッチン

・一条工務店のハニカムシェード

・住友林業のフローリング

https://sfc.jp/ie/tree/

「オリジナルの商品はありますか?」と聞いてみましょう。

遮音性

https://sfc.jp/ie/tech/kihon/shaon.html

テレワークやおうち時間が増え、遮音性能はより大事な要素になってくるかと思います。

展示場で使用している外壁や断熱材は、基本的には実際のお住まいと同様の仕様であるので、意識して以下の部分を体感してみるとよいです。

遮音性のチェックポイント

・外壁の遮音性(キャラクターショーなどを行っているときの方が体感しやすいです)

・部屋間の遮音性

・上下階の遮音性

※勝手にドンドンと床を踏み鳴らすといやらしいので、断りを入れてから試してみるとよいです。

外壁の汚れ具合

ニチハ株式会社HPより

展示場は10年くらいが建て替えスパンなので、外壁の塗り替えは基本的にしません。

以下の内容を営業担当に聞いたり目で見るとよいです。

外壁のチェックポイント

・外壁の汚れ具合

・目地の汚れ具合

・築年数

・使用している外壁材

・メンテナンス周期、コスト

構造や断熱材の模型

https://www.sekisuiheim.com/appeal/quakeproof.html

構造や断熱材が視覚的にわかりやすいように展示してある展示場は多いです。

基本的には、自社のアピールポイントの模型を優先して展示しているハウスメーカーが多いです。

・へーベルハウスのALC外壁、ALC床

・一条工務店の断熱材

・トヨタホームの鉄骨柱

などです。

各社が大事にしているポイントがわかりやすいので、積極的に見て、触れてみるとよいかと思います。

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住宅展示場を見学する際に気をつけること

インテリアの印象の良し悪しでハウスメーカーを判断してしまうことは危険です。

同じハウスメーカーの展示場の中でも、古くさい感じの展示場と、スマートだなと感じる展示場があります。

新しい展示場はトレンドに合わせたインテリアや間取りになっており、お客様の印象がよいです。

築10年の展示場はインテリアの印象が良くないケースが多いです。

たまたま入った展示場のインテリアの良し悪しでハウスメーカーを判断してしまってはもったいないです。

先述のような展示場で確認すべきポイントを意識して見学しつつ、しっかり営業マンに各社の強みを聞いた上でハウスメーカーの判断をしていくことをおすすめします。

まとめ

住宅展示場見学が「素敵だったなー」で終わらないように、以下のポイントを意識して見学することをおすすめします。

今回の記事のポイント

・実際のお住まいで採用されている設備はどれか単刀直入に聞く

・実際のお住まいで採用されている間取りや動線、空間ははあるか単刀直入に聞く

・展示場でしか体感できないハウスメーカー独自の設備を確認する

      ex.全館空調、換気システム、オリジナルキッチン、フローリング

・遮音性を可能な範囲で確認する

・外壁の汚れ具合を確認する

・構造や断熱材の模型を体感する

・住宅展示場のインテリアの良し悪しでハウスメーカーの判断をしない

せっかくの貴重な休日を使って住宅展示場を見学するので、有意義な時間になるように展示場を活用してくださいませ。

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