サラ30ブログを読んでいただきありがとうございます。
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パナソニックホームズといえば、「キラテックタイル」、「パナソニック製品で揃えられる」といった印象が強いです。
個人的にはキラテックタイルがものすごく魅力的なので、自分が建てるならかなり優先的に検討しそうです。
パナソニックホームズの構造は制震鉄骨軸組構造(HS構法)と、大型パネル構造(F構法)の2種類あります。
HS構法の方が上位グレードなのですが、どちらの構法で提案をしてもらうか、早い段階で確認をした方がよいです。
この記事ではその他の特徴についても私の感想も交えて解説していきます。
※パナソニックホームズのカタログや公式ホームページの写真を参考に掲載しております。
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パナソニックホームズの評価
まずは勝手ながら点数をつけました。
※結構個人的な印象が入っております。
それでは各項目を見ていきます。
制震鉄骨軸組構造(HS構法) 5点
独自開発の新鋼材と独自の座屈拘束技術を用いた高耐力制震フレーム「アタックダンパー」
がHS構法の強みです。
超高層ビルや学校・庁舎などの耐震改修にも使われている先進技術で、コストがかかっているそうです。
東日本大震災の筑館波の1.2倍に相当する変形試験を180回繰り返してもほとんど耐力性能が低下しないことが実証されています。
この実験で「アタックフレーム」が吸収した地震エネルギーは、震度7の地震200回分以上に相当するそうです。
独自の新鋼材というのが魅力的です。
他メーカーの制震システムと比較しても負けない印象です。
また、HS構法は2階床下にALCコンクリートを使用しているようなので、遮音性の面からもポイントが高いです。
大型パネル構造(F構法) 4点
外壁や床、屋根などのパネルで支える「モノコック構造」です。
構造用面材を鋼製フレームにビスどめをする「パワテックパネル」を外壁に使い、超高層ビルの座屈拘束技術を応用した「アタックフレーム」を間仕切りに使っております。
印象としては悪くないですが、HS構法のグレードを少し下げたように感じます。
HS構法のような、柱や梁の寸法の記載がないので確認したいところです。
また、F構法のアタックフレームは、HS構法のアタックダンパーに似ていますが、「低降伏点鋼」の技術は使ってないようなので、少し性能が落ちそうです。
金額差によりますが、私は制震鉄骨軸組構造(HS構法)を選びたいです。
実大実験 5点
2011年6月に140回に及ぶ過酷な耐震実験を実施しております。
東日本大震災の筑館波などの大地震の加振をし、窓ガラスが割れたり、外壁タイルが落ちなかったことを実証しています。
基礎は無しの状態で実験をしております。
基礎有りの状態で耐震実験を行っているのはヘーベルハウスくらいなので、十分な実証実験かと思います。
タイルはサイディング外壁より重いので、しっかり実証実験を行っているのは安心要素です。
ただ、実大実験はHS構法で行っており、F構法の耐震性が不明です。
地熱活用・空気浄化 3点
地熱を取り込むことで冷暖房コストを低減します。
床下で沈降作用を利用してきれいになった外気を室内に取り入れます。
カタログを見る限りですが、沈降作用の効果が数値では表されておりませんでした。
独特のシステムだけに、どのくらいの効果があるか詳しく聞いてみたいものです。
HEPAフィルター 5点
医療現場や精密機器の工場で使用される、HEPAフィルターを換気システムに採用しております。
「PM2.5にも対応」というのは他メーカーでも聞きますが、「PM0.5にも対応」というのは、あまり聞きません。
高評価ポイントかと思います。
地熱利用は「少し疑問」、HEPAフィルターは「高評価」という印象です。
稚内珪藻土石膏ボード 5点
「稚内珪藻土」配合の調湿石膏ボードを室内の壁に使用します。
「稚内珪藻土」は一般の珪藻土の約3倍の吸放湿性能を持つそうです。
とても魅力的ですが、すべての壁に採用されているのか、確認したいです。
エアロハス(全館空調) 4点
地熱活用と、1台の高効率専用エアコンで空調します。
各室個別に温度調節可能な点は魅力的です。
全部屋調整可能か?どのくらいの精度で個別温度設定が可能か確認が必要です。
とても魅力的ですが、共働きなど、ライフスタイルによってはいらないかもしれません。
設計自由度 4点
15cmピッチまで設計対応できることはかなり魅力的です。30cm、25cmピッチまでというメーカーが多いかと思います。
狭小地や敷地ぎりぎりまで設計したい場合はかなり高ポイントです。
F構法の場合はもう少し制限があるようです。
断熱性能 ?点
温度変化の少ない地熱を活用することで、省エネを実現します。
UA値は標準仕様で0.6とのことです。
UA値(外皮平均熱貫流率)とは、家の外へ逃げ出す熱の割合を示す数値のことです。
数値が低いほど断熱性が高いといえます。
最近のハウスメーカーの場合、UA値0.6以下は標準仕様になってきております。
断熱材は主にロックウールを採用しているようですが、詳細の厚み等の確認がとれておりません。
断熱材や窓の仕様の確認が取れ次第追記致します。
キラテックタイル(光触媒技術) 5点
これはかなりの高評価ポイントだと思っております。
太陽の光と雨の力で汚れを洗い流します。
紫外線に対して60年相当の設計耐用年数基準をクリアしているそうです。
カタログに記載がありませんが、タイル自体のメンテナンスはいらないかと思います。
サイディング外壁は20年~30年で100万円~200万円のメンテナンス費用がかかるので、かなり魅力的です。
目地部分のメンテナンスについては確認が必要です。
金額確認した上で、できるだけ採用したいアイテムです。
保証 5点
パナソニックホームズは60年長期保証延長システムを採用しております。
建物の条件によって、「35年あんしん初期保証」もしくは「20年あんしん初期保証」が適用されます。
「35年あんしん初期保証」は構造躯体が35年、防水保証が30年です。
「35年あんしん初期保証」を適用する条件として、以下の項目があげられています。
・2019年10月以降の契約
・外壁タイル貼り
・屋根陶器瓦 等々
大体の建物は対象となりそうですが、ちゃんと該当しているかチェックが必要です。
また、初期保証35年といっても、20年目のメンテナンスは条件となっているので、いくらくらいかかるか聞いておきたいポイントです。
防水初期保証30年は業界トップではないでしょうか。
遮音性能 5点
遮音性能は全体的に高いと言えます。
HS構法の場合、外壁の遮音性がD-50とのことで、他メーカーと比較しても高いです。
D値はどのくらい遮音できるかを示した数値で、大きいほど遮音性能が高いと言えます。
F構法の場合はD-40となります。
また、上下階の遮音性もよく、標準でALCコンクリートが設置されます。
床遮音複合システムQON-50にグレードアップすると、70dB→15dBに軽減され、かなり遮音性がよいと言えます。
L-50の数字はかなり高評価です。
L値とは、上の階の衝撃音をどの程度下の階に伝えてしまうか、という指標です。数値が小さいほど遮音性能が高いです。
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ここで、効率よく建築会社の情報を収集する方法を紹介します。
以下の3パターンに分けて紹介します。
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LIFULL HOME’S 住まいの窓口パナソニックホームズで建てるメリット
パナソニックホームズで建てるメリットは以下になります。
塗り替え不要のキラテックタイルが特に魅力的です。
また、遮音性が比較的高いこともポイントが高く、二世帯住宅等におすすめなメーカーとなります。
「全館空調で家全体を快適にしたい」という人にはより検討いただきたいです。
パナソニックホームズで建てるデメリット
パナソニックホームズで建てるデメリットは以下になります。
目立ったデメリットはありませんが、パナソニックホームズのおすすめ仕様を選択したい場合は、HS構法になります。
F構法よりも価格は上がりますので、他メーカーと比較することをおすすめします。
まとめ
パナソニックホームズは全体的に高性能なハウスメーカーで、実例を見る限りデザインや間取りの提案も豊富な印象です。
今回の記事のまとめは以下になります。
金額にもよりますが、個人的におすすめの仕様は以下になります。
エアロハス(全館空調)は悩みます。
他のハウスメーカーでも採用できますが、Lクラスキッチン(グラリオカウンター)も採用したいです。
また、床材や室内ドア等パナソニックホームズ独自の仕様があれば是非取り入れたいです。
おすすめハウスメーカーですので是非展示場を訪ねてみてください。
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