「ベリーキッチン」は、楽器で有名なヤマハからスタートした住宅設備メーカー「トクラス」の主要商品です。
トクラスは1976年に日本で初めて人造大理石キッチンを発売しました。
人造大理石が他社より厚く、ショールームでは人造大理石の性能の高さをしっかり説明されます。
最近人気のテノールカウンターも魅力的な仕様の一つです。
この記事ではそんなベリーキッチンの特徴について解説します。
トクラス浴室「エブリィ」やパナソニックキッチン「ラクシーナ」についての記事も書いておりますので、参考にしてください。
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人造大理石カウンター、シンク
他メーカーより分厚い人造大理石がトクラスの特徴です。
他メーカーが約6mmに対して、トクラスキッチンは約12mmとのことです。
より衝撃や熱に強いことが特徴です。
お手入れには基本的に水拭き対応で大丈夫ですが、頑固な汚れや傷に対しては、ナイロンたわしできれいになります。
例えば油性マジックで書いても、ナイロンたわしで水拭きをすれば消えます。
カラーやデザインが豊富なことも魅力的ですね。
ハイバックカウンター
「ハイバックカウンター」は、カウンター奥のバックガードを高く立ち上げた仕様です。
コーキングのつなぎ目がないので、汚れがたまりにくくお手入れがラクになります。
レールにはハンガーアイテムを設置して鍋ふた・まな板・調味料・レシピなどを自由に置けます。
手元を隠したい派の方にはかなりおすすめの仕様です。
TENOR(テノール)カウンター
TENOR(テノール)カウンターは2019年7月より販売開始された新カウンターです。
新製法「熱強化アクリルプロテクト」という技術を採用し、人造大理石に特殊な配合の樹脂をコーティングさせます。
硬質な無機粒子を含むので、耐傷性、耐汚染性が向上しました。
魅力的なポイントは以下になります。
・衝撃に強い(吊戸棚から500gの缶詰を落としても大丈夫)
・熱に強い(350℃でも変色、割れなし)
・汚れに強い(油性マジックで書いてもメラミンスポンジと水で消える)
・傷に強い(硬度9H、フライパンで100回こすっても傷跡なし)
パナソニックHPによるとスゴピカ素材が硬度9Hなので、テノールカウンターはパナソニックのグロリアカウンターと同程度の硬度といえます。
テノールカウンターのデザイン性
カウンターカラーで人気ナンバー1は「アイアンブラック」です。
「バーストブラウン」は国内初のグラデーションのあるカウンターデザインです。
職人さんが手作業で作り出すので、工芸品のような商品です。
「サンバースト塗装」という、ギターなどの楽器に施したグラデーション塗装技術を活用しております。
楽器メーカーヤマハから始まったトクラスさんならではの技術ですね。
ちなみに大泉洋さん主演のドラマ「ノーサイドゲーム」で使われておりました。
また、紹介動画の芸術感が高く、トクラスさんの本気度を感じます。
コストパフォーマンス
最近ブラックカラーのカウンター、特にLIXILのセラミックカウンターがとても人気があるので、トクラスのテノールカウンターはそこの需要を狙った商品かと思います。
他メーカーと比較して、トクラスのテノールカウンターは比較的お値打ち感があります。
ハウスメーカーにもよりますが、私の会社の場合、①→②→③の順に価格が下がります。
①グラリオカウンター(パナソニック、Lクラスキッチン)
②セラミックカウンター(LIXIL、リシェルキッチン)
③テノールカウンター(トクラス、ベリーキッチン)
もちろんカウンター以外の部分も異なりますので、単純に比較はできませんが、カウンターの素材感の印象では価格ほどの差はないように感じました。
リクシルのセラミックトップと比較した記事を書いておりますので、参考にしてください。
トクラスキッチンの気になる点
テノールカウンターの残念な点はハイバックカウンターが選択できないことです。
ハイバックカウンターは立ち上がり部分が一体成型なのでお手入れがとてもしやすく、トクラスキッチンの強みです。
手元を隠したい派の方は、人造大理石でハイバックカウンターを採用した方がよいかもしれません。
また、キャビネットの底板がステンレスを選択できないことも少し気になりました。
樹脂層で「EBコーティング」を施してあるそうですが、ステンレスとの比較はショールームで聞いてみたいものです。
「トクラス営業さんに聞きました」人気扉カラー
トクラスの営業さんによると、キッチンの扉カラーは以下の3つの人気が高いようです。
①グレーストーン
②エイジングゴールド
③グロウホワイト
まとめ
以下今回の記事のまとめとなります。
・テノールカウンターはリクシルのセラミックやパナソニックのグラリオカウンターと比較すると価格が抑え目です。
・テノールカウンターはワイドオープンキッチンにおすすめです。
・手元を隠したい派の方には人造大理石ハイバックカウンターがおすすめです。
・テノールカウンターの場合ハイバックカウンターが採用できません。
是非トクラスショールームでご体感くださいませ。
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