サラ30ブログを読んでいただきありがとうございます。
当ブログの使い方はこちらを参考にしてください。
ミサワホームは『蔵のある家』、『高い天井』というイメージが強いハウスメーカーです。
デザイン性も高く、素敵な外観の家もよく見かけます。
構造や断熱性も高いグレードで提供している印象ですが、その他どのような特徴があるのでしょうか。
また、何かデメリットはあるのでしょうか。
この記事を読んでいただくと、以下の内容がわかります。
・ミサワホームの特徴、評価
・ミサワホームで建てるメリット
・ミサワホームで建てるデメリット
※ミサワホームのHPやカタログより参考に写真を掲載させていただきます。
それでは順番に見ていきます。
2020年1月以降、首都圏・関西・東海にて新築マンションまたは新築一戸建てを購入された方!
■■■■回答者全員に5000円!!■■■■
ミサワホームの評価
まずは勝手ながら各項目で点数をつけさせていただきました。
【無料】間取り・見積もり比較↓↓
会社概要
ミサワホームは1967年設立の歴史ある会社です。
ミサワホームの歴史を振り返ると、強いこだわりを持っている会社であることがよくわかります。
ミサワホームは1968年から南極昭和基地の建物建設に関わっており、耐熱技術や耐風技術など、テクノロジーの向上を図り続けてきました。
また、グッドデザイン賞を32年連続で受賞しております。
2021年までに56点の住まい、109点の住宅関連部品でグッドデザイン賞を受賞しており、ミサワホームのデザインへのこだわりを感じます。
ミサワホームはゼロエネルギーハウスの開発を先駆けて行ってきた会社でもあります。
ミサワホームは2020年1月にプライムライフテクノロジーズという会社の子会社となっております。
これにより、ミサワホーム、パナソニックホームズ、トヨタホームがグループ会社化されました。
現状はそれぞれ独自で住宅を販売しておりますが、今後はより連携を強めていく可能性もあります。
個人的にはミサワホームの全館空調が改良されることを期待しています。
デザイン性 4点
ミサワホームのデザインに対する考え方は『シンプル・イズ・ベスト』です。
確かに実例を見ると、スッキリしたインテリアが比較的多いです。
もちろんかわいらしいデザイン等いろいろな提案ができるかと思いますが、どちらかというとモダンでシンプルな提案を得意としている印象です。
外観のデティールにもこだわっており、軒や樋をシャープにしたり、木調軒天の質感を大事にしております。
フラット屋根、勾配屋根、片流れ屋根等、いろいろなバリエーションに対応できそうです。
色使いは2色が多い印象で、サイディングをベースとしてアクセントにタイル貼りをする外観が多いかと思います。
全面タイル貼りもできそうです。
純和風の外観や、三井ホームのようなかわいらしい洋風外観は難しそうですが、「和モダン」、「カリフォルニア風」などは実現可能かと思います。
設計自由度 4点
設計自由度は高めかと思います。
面で支える構造なので、ミサワホームが得意とする『蔵』や高い天井の空間を、耐震性を落とすことなく実現できます。
『蔵』や高い天井、多層構造の住宅を多く建築しているので、ノウハウや実例も多く提案力が高い印象です。
他のメーカーでも蔵のような空間や、スキップフロアは可能ですが、設計の難易度や金額が上がるので、あまり積極的には提案しません。
ミサワホームの『蔵』の提案はかなり信頼できそうです。
また、中庭やインナーバルコニー、小上がり畳、大きな吹き抜け等大抵のことは対応可能な印象です。
ハイ天井にして、窓の上部に窓を設置する仕様が魅力的です。
吹き抜けではないので、2階の空間を有効活用できます。
光を取り入れにくい立地環境では特に効果を発揮する仕様かと思います。
一方で、鉄骨住宅が得意とするような2階が飛び出るオーバーハングや、2台分のインナーガレージ等はあまり得意としていない印象です。
また、住友林業や積水ハウスのように、軒の出を2mくらい出すこともあまり得意ではなさそうです。
耐震性 4点
鉄骨構造ほどではないかもしれませんが、非常に耐震性に優れている印象です。
ミサワホームは「木質接着パネル」による「モノコック構造」を採用しております。
強固な面全体で地震に耐えるため、軸組工法と比較して地震力を分散する効果が期待できます。
ミサワホームの木質パネルは「高分子接着剤+独自のスクリュー釘」で接合する、より強度の高い壁体です。
「接着材」と聞くとなんだか不安なイメージですが、独自の高分子接着剤により約2トンの車を吊り上げるほどの強度を発揮します。
接着面を無理にはがす実験を行っても、接着面より先に木が破壊されてしまいます。
年月が経っても大丈夫なように、耐久性の実験も行っているので、安心かと思います。
また、通常の釘の2倍の強度を発揮する「スクリュー釘」も合わせて採用することで、接合の強度を高めております。
実際にミサワホームの家は1961年の創立以来、地震による倒壊はありません。
また、1997年に実大実験を行っており、最大1,000ガルの地震波を与えております。
実験では構造強度に関わる損傷はなく、高い耐震性が実証されました。
面で支えているので、外力が1点に集中せず、バランス良く受け止めてくれそうです。
壁だけでなく、床パネルの強度も高いので、より安心感があります。
基礎 ?点
基礎の立ち上がり幅や、主筋の太さなどが不明でしたので、?点とさせていただきました。
ミサワホームは連続布基礎を採用しております。
木造住宅はベタ基礎を採用する会社が多いので、少し考え方が違うようです。
外周壁部分だけでなく、内周耐力壁などの下も布基礎としており、安心感はあります。
積水ハウスのようにベースの部分と立ち上がり部分の一体打ちを行っているかは不明です。
断熱性能 4点
ミサワホームの断熱性は比較的高いクラスに入るかと思います。
密度の高い24Kの高性能グラスウールを採用しているところはポイントが高いです。
屋根パネルにも遮熱材を使用していることも魅力的です。
UA値は6地域の場合、標準仕様で0.53W/㎡・Kとなります。
高断熱仕様では、0.42W/㎡・Kを実現可能です。
木質パネルの中にグラスウールを工場で充填するので、劣化やズレが生じる可能性は少ないかと思います。
各部位の断熱仕様は、90mmパネルか120mmパネルかで異なります。
天井ロックウール255mmは十分かと思いますが、外壁グラスウール75mmは少し物足りない印象です。
120mmパネルは90mmパネルより断熱性が高まりますが、構造自体が変わるので、金額差がどのくらいか確認したいです。
【無料】間取り・見積もり比較↓↓
遮音性能 4点
外壁と開口部の遮音性能はそこそこですが、上下階の遮音仕様をグレードアップできるので、4点とさせていただきました。
また、蔵を採用する場合緩衝空間になるので、2階から1階に音が届きにくくなります。
外壁面と開口部の遮音性能は以下になります。
・外壁面 Dr-35(75dB→40dB)
・開口部 ー25dB(75dB→50dB)
外壁はダイワハウスやパナソニックホームズがD-50なので、トップクラスには入りません。
開口部は一条工務店が-30dBですが、多くのメーカーは-25dBなので十分かと思います。
上下階の遮音仕様に関しては、ニーズに応じて仕様の選択ができます。
標準床仕様は以下になります。
・遮音等級Dr-40
・軽量床衝撃音 LL-40~65
・重量床衝撃音 LH-70
最もグレードの高い高遮音二重床仕様は以下になります。
・遮音等級 Dr-50
・軽量床衝撃音 LL-40~55
・重量床衝撃音 LH-55
標準仕様の場合は他メーカーと変わらないくらいですが、高遮音二重床仕様にするとトップクラスになります。
2階床パネルの下に床制振ダンパーを設置することもできます。
減衰ゴミにより、飛び跳ねなどの重量衝撃音を吸収してくれます。
必要な居室を選んで取り付けられるようなので、寝室の上の部屋などに設置するとよさそうです。
二世帯住宅等では高遮音二重床仕様を選択したいです。
間仕切り壁の遮音性能も高そうに感じます。
吸音材75mmと合板が使用されているので高評価です。
数値は不明でした。
全体的に遮音性能は高く、二世帯住宅等の場合は上下階の遮音仕様を上げられるので、満足度は高そうです。
防蟻処理 3点
白アリ対策は悪くない印象ですが、少し気になる部分もあります。
ミサワホームの白アリ対策は、「殺虫」というよりも、「寄せ付けない」ことを目的とした方法です。
現場で薬剤をほとんど使わず、床下に『防蟻シート』を貼って対策しています。
土壌汚染や室内空気環境への不安もなく、高い安全性を実現しています。
防蟻シートは地面に接しないので、土壌の水分や微生物による薬剤の劣化が少ないことも魅力的なポイントです。
工場で防蟻処理ができることもポイントが高いです。
床パネルに防蟻シートを接着するので、施工品質も高くなります。
10年間は白アリのメンテナンス不要とのことです。
またミサワホームでは、浴室廻りなどの土台部材にヒバを使用しております。
ヒバは腐朽に強い木材とのことです。
さらに、木材に微細な刻み目を入れるインサイジング加工によって防腐処理を行います。
加圧注入方式だと、ムラができたり、含水率が上がってしまうので、インサイジング加工の方がよいとのことです。
外壁パネルの防蟻処理については不明でしたので、確認したいところです。
全館空調 3点
商品としては用意がありあすが、あまり採用率が高くない印象です。
カタログを見る限りは1階、2階の切り分けや、各部屋の温度調整機能等はなさそうです。
加湿機能はオプションで選択可能なようです。
ハイ天井やスキップフロア等、つながり感のある間取りの採用が多いので、全館空調があると便利そうですが、構造面や価格面の関係であまり強くはおすすめしていないかもしれません。
換気 4点
『熱交換型24時間フロアセントラル換気システム』を標準採用しております。
給気も換気も機械で行う第一種換気システムなので高評価です。
「高捕集外気フィルター」により、PM2.5の侵入も抑え、粒子径2.0μm以上の物質を約99%、0.3μmの物質を約83%捕集できるとのことです。
花粉症の人や、外気の空気環境があまりよくない場合に有効です。
全熱交換器により、外気の温度を室内の温度に近づけられるので、エアコンの効きがよくなります。
熱交換率は85%という情報がありますが、担当に確認が必要です。
また、「空気清浄機」を設置すると、クリーンルームなどに使われる「HEPAフィルター」や「プラズマクラスター」によりさらに快適な空気環境を実現できます。
カビ菌やニオイを除去する効果が期待できます。
空気清浄機はオプションのようなので、価格を確認したいね。
保証 5点
ミサワホームの保証は年数で見るとトップクラスです。
設備保証を延長するのに費用が発生することが少し残念です。
保証内容は以下になります。
・構造体 35年
・防水 30年
・白アリ 10年
・仕上げ付属部品 2年
・設備 5年(最長10年)
※構造体、防水、白アリの保証は建物が存続する限り延長可能です。
※保証延長をするためには、点検、耐久工事(有償)、耐久性診断(有償)が必要です。
※設備保証の5年延長は、「設備サポートプラン(有料)」への加入が必要です。
耐久工事や耐久性診断、設備サポートプランの費用を確認したいところです。
建物が存続する限り保証するのは積水ハウスくらいなので、ミサワホームの自信を感じます。
点検 4点
点検の頻度は多く、無料の期間も長いので4点かと思います。
点検制度の内容は以下になります。
・30年目までは5年ごとに点検があり無料
・35年目以降は10年ごとに点検があり有料
35年目以降は10年ごとになってしまうので、少し物足りないです。
スウェーデンハウスは50年間無料点検システムなので、点検の手厚さでは負けます。
【無料】間取り・見積もり比較↓↓
効率よく建築会社の情報を集める方法
ここで、効率よく建築会社の情報を収集する方法を紹介します。
以下の3パターンに分けて紹介します。
・とりあえずカタログ請求したい人
・間取りや見積もりをまとめて比較したい人
・中立的なアドバイザーに相談したい人
とりあえずカタログ請求したい人
カタログはいろいろ見たいけど営業マンから電話がくると困る…。
そんな人は『持ち家計画』がおすすめです。
※「カタログのみ請求したい」という人は、『電話や訪問は無しでお願いします』と記載しておくとよいです。
家づくりで損しないために【持ち家計画】間取りや見積もりをまとめて比較したい人
たくさんの建築会社と話すの大変なので、まとめて間取りや見積もりを送ってほしい。
「時間がない」、「複数社一度に検討したい」、「展示場で話を聞くのが面倒くさい」という人にはネット一括資料請求がおすすめです。
タウンライフは600社以上のハウスメーカー、工務店、設計事務所が登録しているので、気になっている建築会社に一括資料請求できる可能性が高いです。
タウンライフのサービス内容は以下になります。
※すぐに資料を送ってほしい場合は、『見学は無しで、間取り、見積もり資料を郵送してください。』とはっきり記載するとよいです。
中立的なアドバイザーに相談したい人
どんな建築会社が自分達に合うのか相談してみたい。
そんな人には『LIFULL HOME’S住まいの窓口』がおすすめです。
LIFULL HOME’S 住まいの窓口ミサワホームで建てるメリット
ミサワホームで建てるメリットは以下になります。
蔵は非常に魅力的で、他社では真似しにくい仕様です。
収納量も増え、ワクワク感が増すので、遊び心のある家にしたい人にはかなりおすすめです。
ミサワホームで建てるデメリット
ミサワホームで建てるデメリットは以下になります。
蔵の使い方にもよりますが、暑いという口コミは少し気になります。
年々断熱性能も向上しているので、最新の状態で確認が必要です。
できれば蔵は北側に配置した方が安心かもしれません。
【無料】間取り・見積もり比較↓↓
まとめ
今回の記事をまとめると以下になります。
蔵やハイ天井、高い位置の窓、シンプルなデザイン、高い耐震性等を気に入った人には強くおすすめできるハウスメーカーです。
遮音性、断熱性、保証等も全体的に高いクラスに位置しているので、安心感があります。
蔵やスキップフロアと全館空調の相性はいいと思うので、もっと採用が増えてもいいのに、と思います。
プライムライフテクノロジーズのグループ会社であるパナソニックホームズやトヨタホームは全館空調を得意としているので、今後影響があるかもしれません。
金額は比較的高めの印象なので、早い段階で提案されている商品や金額の確認を行うことをおすすめします。
【無料】間取り・見積もり比較↓↓
2020年1月以降、首都圏・関西・東海にて新築マンションまたは新築一戸建てを購入された方!
■■■■回答者全員に5000円!!■■■■
コメント