ハウスメーカーの住宅営業をやめて、商業系建築会社の法人営業へ転職して1年が経ちました。
良くも悪くも予定外なところがあったり、予定通りだった部分もありましたので、そのあたりを解説したいと思います。
この記事はハウスメーカーの住宅営業をやっていて、転職を検討されている方に参考になる内容です。
ハウスメーカー住宅営業→法人営業の転職活動についての記事も参考にしてください。
少しでも転職に興味のある人は是非エージェントの話を聞いてみましょう。↓ ↓ ↓ ↓
全体評価
まずは全体的な評価をします。
【良い面】
・収入は下がったけど安定はすること
・建築知識や現場知識、法人に対する知識が増えること
・お客様の質がよいこと
・土日がだいたい休めること(※現場対応で土日出勤もたまにあります)
【悪い面】
・事務処理が多い、社内調整が大変(住宅営業が自由すぎた?)
・夜間工事がある
・現場の知識不足により最初は大変
トータルで見るとよかったとは感じていますが、仕事量は住宅営業とそこまで変わらないため、売れてるときの住宅営業はやはり魅力的です。
収入面
当然住宅営業時代よりは下がりますが、住宅営業で売れなかった年度よりはもらえる年収の会社を選んで入ったため、今のところ不満はありません。
転職の面接時に昇給や昇進のモデルケースについて聞きましたので、回答通り理想的な昇進ができればかなり満足です。
また、細かい話ですが、経費や備品に対してある程度優遇してくれる企業だと嬉しいです。
今の会社は携帯の貸与やお客様との飲食代など前職のハウスメーカーより優遇してくれるので、そのあたりは満足しています。
建築知識、現場知識について
今の会社はある程度営業が現場に入ったり、図面を読み込んだりする必要があるため、ハウスメーカーより深い知識と経験が必要になります。
ハウスメーカーのときは、専門的なおさまりや機器の説明とかより、わかりやすい表現の方がお客様に好まれました。
今の会社は図面が読み込めないと積算する人や業者さんに依頼もできないし、見積作成もできないので、まあまあ大変です。
ハウスメーカーの住宅営業も、もちろん幅広い知識が必要ですが、多少ごまかしが効いてしまってた感があります。
お客様の質、量
お客様の質は各段に良いです。個人営業を経験してきたため、当たり前にメールや電話が繋がることに最初感動しました(笑)。
相手企業によってはお金に厳しかったりもしますが、個人のお客様と比べるとかなり優しいです。
お金の問題より、工事が滞りなく進むことの方が一担当としては大事なのだと思います。
また、土日に電話やメールがくることはほとんどないため、これもよかった点です。
労働時間
ハウスメーカーの住宅営業時代より、改善されたとは言えますが、建築業界自体が土日施工や夜間施工がまだまだあるため、めちゃくちゃ満足とは言えません。
住宅営業と違って、夜から打合せということはまずありません。あってもたまにある会食くらいです。
また、お客様との打合せ時間も短く、展示場待機などの時間もないため、事務処理にあてられる時間は十分にあります。
ただ、住宅営業と比べて事務処理が各段に多く、少々苦しいです。
プランを書く時間がなくなった分、見積作成や業者への見積依頼、社内業務の時間に変わったような感覚です。
会社にもよりますが、営業がどのくらい現場に入り込むかによって、働き方が変わってきそうです。
休日について
年末年始、お盆休みを5日とか6日とれることには感動しました。
住宅営業のように、「休むと商談チャンスが減って売上ダウンが心配」というストレスもなくなりました。
ただ、商業系の建築会社のため、夜間やたまに土日出勤もあります。
明日オープンなんだから何とかしてください!
というときは悲惨です。
完全に土日休みにしたい人にはおすすめではありません。
社内調整について
社内調整が必要な機会は各段に増えました。
住宅営業の働き方がかなり個人事業主に近いことを、今さらながら実感しました。
それなりの物件であれば見積を出すのにも多くの社員に依頼して、業者に見積とって、社内書類を提出して、等々予想より大変でした。
ただ、住宅営業時代にあまり培われなかった社内や業者との調整力は高められるので、ポジティブに考えるとよかったと言えます。
経験値
経験値的には当然◎です。
住宅営業では経験できないような企業と次から次へと面談するため、毎日それなりに刺激になります。
また、物件の種類も多岐に渡るので、建築的な知識も増えていきます。飲食店、オフィス、スーパー、工場など様々です。
その分最初わからなさすぎてショックが大きいです。
住宅営業なりたてのときの「図面書けなさすぎ時代」と同じくらいショックでした。しかもいい年なので、変なプライドは持たず、「基本わかりません」スタンスがよいかと思います。もちろん一度ググりはしますが…。
特に現場で職人さんに「ここの納まりどうするの!?」
と言われたときはアワアワします。
まとめ
冒頭にも書いたように、今のところトータルでは満足しています。
住宅営業より現場に立つ分、勉強になる反面、体力的にきついです。
あくまで感覚ですが、住宅営業より社内調整や社内業務が大事になり、「サラリーマンだな」という感覚が強いです。
住宅営業も最近そうではないかもしれませんが、どちらかというと「社内で問題あっても売れればOK」という風潮があります。
その感じは今の会社はないため、住宅営業で自由に営業してきた人にとっては息苦しく感じるかもしれません。
今の会社は、売り上げ以外の部分もしっかり評価してもらえる雰囲気はあると思うので、いろんな業務に前向きに取り組めそうです。
少しでも転職に興味のある人は是非エージェントの話を聞いてみましょう。↓ ↓ ↓ ↓
コメント