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【2級建築士】住宅営業・設計士にとって資格を取得することのメリットは何か?

1級・2級建築士
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2級建築士って取得すると設計できる以外に何かメリットはあるの?

現在2級建築士の勉強をしている人は多いかと思いますが、取得するとどのようなメリットがあるのでしょうか。

設計士を目指している方も多いと思いますが、学生さんの場合、これから就職する企業によっては住宅営業として配属される可能性もあります。

設計士になる前にお客様対応を学ぶため、住宅営業を一度経験させるという企業も多いからです。

2級建築士という資格が、住宅営業や設計士にとってどのようなメリットがあるかお伝えします。

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重要事項説明ができる

現在、建築請負契約を行う前に必ず重要事項説明をする義務があります。

重要事項説明とは、請負契約前に建築士が免許を提示して建築士事務所の名称や住所、開設者などについて説明をするものです。

2005年に起きた耐震偽装事件がきっかけで、このような制度となりました。

この制度が結構やっかいで、建築士免許をもっていない営業は、設計士や資格をもっている営業スタッフにいちいちお願いしないとなりません。

夜遅くや休日のご契約の場合、説明できる人がいないケースもあります。

私はこの制度がストレスで受験を検討し始めました。

自分一人で説明とご契約ができれば余計なストレスもありません。

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ステップアップにつながる

2級建築士であれば、建築学科出身でなくても、1級建築士の受験資格を得られます。

建築技術教育普及センターHPより

最終的に1級建築士を目指す方にとっては2級建築士を取得することで受験資格を得られるので、大きなメリットです。

2級建築士は「高さが13m以下かつ軒高9m以下で延べ面積が300㎡以下」であれば、制限されることなく設計と工事監理を行えます。

建築技術教育普及センターHPより

一般的な住宅であれば設計が可能ですが、病院や図書館などの大規模な建物は設計できません。

1級建築士になるとほぼ無制限で建物の設計ができますので、転職の際には重宝されます。

ただ、設計実務経験のない住宅営業で1級建築士の資格を持っている場合、どのくらい需要があるかは不明です。

また、インテリアプランナーを取得しやすいこともメリットです。

2級建築士は学科試験を免除されますので、すぐ製図試験に挑戦できます。

インテリアプランナーとは、インテリア空間の設計能力を認められた資格者に与えられる称号です。

建築技術教育普及センターHPより
建築技術教育普及センターHPより

平成12年までは国土交通大臣認定の資格でしたが、今は建築技術教育普及センター独自の資格となっております。

登録者数が5,927人(令和2年10月1日時点)なので、2級建築士(771,246人、平成31年4月1日現在)と比較するとだいぶマイナーな資格です。

会社によっては資格手当が出ますので、取って損はない資格です。

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転職に有利

住宅の設計業務以外でも、有資格者ということで重宝する企業は多いので、転職を考える際に有利になります。

設計事務所、ゼネコン、ハウスメーカー、不動産業者、リフォーム業者、設備メーカー、商社などで2級建築士は優遇されます。

また、地方公務員で採用募集をしているケースもありますので、安定した職種に就ける可能性も高まります。

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お客様の信頼度が高まる

名刺に「2級建築士」と記載があると、当然お客様の信頼度は高まります。

しかし期待度も高まりますので、その後の提案や知識がものたりないと逆効果になってしまうかもしれません。

資格に見合った提案力や知識を身につける必要があります。

資格試験で得た知識は営業トークに多少活かせます。例えば木材の強度について話す場合、「辺材」と「心材」というワードを出すとプロっぽくなります。

採光計算など、いざというときに法令集をひけるのもメリットです。

まとめ

住宅営業としては、ご契約時に重要事項説明が自分でできるということのメリットが大きいと思います。

人に頼まなくてはならないことが、私は特にストレスでした。

多くの企業では資格手当もあると思いますので、是非早めに取得して一人でご契約を進めていきましょう。

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