タカラスタンダード浴室の最上位シリーズは「プレデンシア」、その次のクラスに位置するシリーズは「レラージュ」です。
どちらも機能性、デザイン性に優れた浴室ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
また、共通の仕様が分かればどちらのシリーズを選択すべきか検討しやすいです。
この記事では以下の内容について解説します。
・プレデンシアとレラージュで異なる仕様
・プレデンシアとレラージュの共通仕様
・個人的なおすすめ仕様
それでは順に解説していきます。
プレデンシアとレラージュで異なる仕様
まずはプレデンシアとレラージュで異なる仕様を見ていきます。
プレデンシア | レラージュ | |
鋳物ホーロー浴槽 | ◯ | |
キープクリーン浴槽 | ○ | |
クォーツストーン カウンター | ○ | |
アクリル人造大理石 カウンター | ○ | ○ |
浴室パネル (プレミアムクラス) | ○ | |
浴室パネル (ハイクラス) | ○ | ○ |
浴室パネル (ハイクラスアクセント) | ○ | |
浴室パネル (レギュラークラス) | ○ |
鋳物ホーロー浴槽(プレデンシア)
プレデンシアでは鋳物ホーロー浴槽が標準搭載となります。
鋳物ホーロー浴槽はシェラトン都ホテル東京など、数々の一流ホテルで採用されている浴槽です。
鋳物ホーロー浴槽の特徴は以下になります。
・金属にガラス質を焼き付けて生成される
・ベースが鋳鉄なので、お湯をはると浴槽自体があたたまる
・肌触りがよい
・汚れが落ちやすい
・お手入れがラク
体が温まりやすいので、冷え性の人にはよりおすすめです。
お風呂を出てからも体の芯まで温かさをキープできます。
また、表面がとても滑らかなので、洗剤がなくても水だけで汚れが落ちます。
キープクリーン浴槽(レラージュ)
レラージュではキープクリーン浴槽が搭載されます。
キープクリーン浴槽の特徴は以下になります。
・約9mm厚、アクリル100%の人造大理石浴槽です。
・水族館の水槽にも使われる素材
・汚れが落ちやすい(油性ペンの汚れも水で落ちる)
・鉛筆硬度が9H(FRPは3H)なので傷がつきにくい
表面に皮膜が塗ってあるだけでなく、均質な一層の構造なので、なめらかで傷がつきにくいです。
また、ゴシゴシこすらなくても汚れが落ちます。
鋳物ホーロー浴槽ほどの高級感はありませんが、FRP浴槽や一般的なアクリル系人造大理石浴槽と比較するとかなり高性能に感じます。
天然水晶クォーツストーンカウンター(プレデンシア)
↓クォーツストーン製カウンター
プレデンシアではオプションでクォーツストーンカウンターを選択できます。
クォーツストーンカウンターは、天然水晶と樹脂などを合成した素材でできております。
天然水晶ならではの美しい質感で、高級感のあふれる浴室になります。
天然石に比べて表面の穴や隙間が極めて少ないので、汚れや水がほとんど染み込みません。
クォーツストーン製カウンターのさらに上のオプションであるクォーツストーンデュアルカウンターを選択した場合は水栓がプッシュ式になりかなりゴージャスです。
↓ クォーツストーンデュアルカウンター
アクリル人造大理石カウンター(プレデンシア、レラージュ)
レラージュは アクリル人造大理石カウンターが標準搭載となります。
硬く、凹凸の少ない滑らかな表面なので、汚れつきにくくお手入れがしやすいです。
プレデンシアもレラージュもアクリル人造大理石カウンターが標準ですが、プレデンシアのみクォーツストーンカウンターを選択できます。
ちなみにプレデンシアもレラージュも、カウンター無しという選択ができます。
パネルカラー
プレミアムクラスを選択できるのはプレデンシアシリーズのみとなります。
↓プレミアムクラス(全10色)
レラージュはハイクラスもしくはレギュラークラスから選択ができます。
↓ハイクラス(全23色)
↓ハイクラス(アクセントデザイン)(全6色)
↓レギュラークラス
個人的にはハイクラスが十分かっこいいので、浴室パネルはレラージュでOKです。
プレデンシアとレラージュの共通仕様
続いて プレデンシアとレラージュの共通仕様を見ていきます。
パーフェクト保温
天井24mm、壁16mmの保温材で浴室周囲をぐるりと囲み、あたたかさをキープします。
床はお湯をかけるとあたたまる磁器タイル+保温材で作られております。
ホーロークリーン浴室パネル
タカラスタンダードの浴室はすべてホーロークリーン浴室パネルになっております。
マグネットがつくので、タカラスタンダードの機能性の高いマグネット商品や、山崎実業のおしゃれなマグネット商品などを自由に設置できます。
「山崎実業× ホーロークリーン浴室パネル 」の記事も参考にしてください。
また、固いワイヤーブラシでこすっても傷がつかないくらい丈夫です。
衝撃にも強く、強くたたいても割れにくい素材です。
キープクリーンフロア
タカラスタンダードの浴室フロアは大判の磁気タイルとなります。
キープクリーンフロアの特徴は以下になります。
・目地が少なくお手入れしやすい
・目地の幅が広く、お掃除がしやすい
・表面がザラザラしているのですべりにくく、高齢の方も安心
・磁気タイルは熱を伝えやすいので、お湯をかけるとすぐにあたたまる
・表面にクリーンコーティングをしており、汚れ落ちやすい
・頑固な汚れがあった場合も固いブラシでゴシゴシ擦ることができる
目地が少ないというのは他メーカーにない魅力的なポイントです。
また、排水口のフタと表面がステンレス製になっており、キレイをキープできます。
排水口カバーをステンレスからオプションでタイル仕上げにできますので、こちらもおすすめです。
↓ステンレス仕様
↓床カラー仕様
耐震性
浴室は毎日600~800kgほどの荷重がかかります。
フレーム構造の架台で支えられているので震度6強の揺れにも負けません。
耐震実験をしている浴室はタカラスタンダードくらいかと思います。
ぴったりサイズシステムバス
2.5cm刻みで浴室のサイズを調整できます。
約1,500種類のサイズバリエーションがあるので驚きです。
特にリフォームの際に無駄なスペースをつくらず最大限に広い浴室を実現できます。
ストレートライン照明(調光、調色式)
オプションにはなりますが、明るさの調整ができ、電球色か白色に調光可能です。
朝や夜など気分によって照明の切り替えができます。
プレデンシアとレラージュで選択できる共通のオプションになります。
個人的なおすすめシリーズ、仕様
個人的には鋳物ホーロー浴槽やクォーツカウンターは豪華すぎるかと思いますので、レラージュを選択したいです。
予算に余裕があれば、ストレートラインの調光調色照明を楽しみたいです。
また、キープクリーンフロアはプレミアムクラスでなく、ハイクラスで十分かなと思います。
贅沢を言えば排水口カバータイル仕上げを選択したいです。
まとめ
今回の記事をまとめると以下になります。
個人的にはレラージュのキープクリーン浴槽も十分魅力的なので、強いこだわりがなければレラージュをおすすめします。
肌触りやマグネットパネルなど是非ショールームにてご体感くださいませ。
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