玄関ポーチをおしゃれにしたい!
玄関ポーチは使う素材や形を工夫することで、一味違う雰囲気を演出することが可能です。
私の住宅営業時代は300角のタイルばかり提案していましたが、もう少し幅のある提案をすべきだったと反省しております。
今回の記事では、玄関ポーチのおすすめ素材や形状を紹介します。
タイル
玄関ポーチの王道はやはり300角のタイル貼りです。
ある程度高級感を演出でき、手入れもしやすく、コストパフォーマンスの高い素材です。
個人的にはできるだけ単調にならないよう、少しグラデーションがあるようなタイルが好みです。
LIXILの陶墨染やグレイスランドがかっこよくおすすめです。
LIXILのアレスは、異なるサイズを組合わせた貼り方ができる商品なので、オリジナル感を出したいひとにはおすすめです。
また、100ミリ角にしてかわいらしい感じにしたり、600×300にして高級感を演出したり、建物の外観にあった貼り方を選択できるとよいです。
モルタル仕上げ
モルタルは、セメントに水を混ぜてつくった素材です。
シンプルでナチュラルな素材感を楽しみたい人にはおすすめです。
費用は基本的にタイル貼りより抑えられます。
乾燥する前にホウキで掃いて模様をつけたり、コテで押し込んで平らな仕上げにしたり、デザイン性を高めることが可能です。
タイルよりシンプルな印象になるので、玄関まわりの外壁や玄関ドアを目立たせたい場合に用いるのもよいかと思います。
ただ、デメリットもあり、モルタルは月日が経つと亀裂が生じやすいです。
また、土の汚れ等が一度つくと落ちにくいので、きれいに保つというよりは「経年変化や風合いを楽しむ」という人にはおすすめです。
私の働いていたハウスメーカーでは標準ではモルタル仕上げという選択肢がなかったので、残念でした。
洗い出し仕上げ
玄関ポーチまでのアプローチ部分を洗い出し仕上げにすることは多いですが、階段部分に洗い出しを使うことは比較的少ないです。
近所にはない、独特の雰囲気を出すことができます。
施工が大変そうなので、職人さんが嫌がる可能性もあり、価格も上がりそうです。
石貼り
洋風な外観によく合います。
写真のようにアーチ型にするとより洋風でかわいらしさが演出できます。
左官屋さんは大変そうですが…。
跳ね出し階段
個人的に一番やってみたい玄関ポーチです。
跳ね出した部分の陰影ができてものすごくかっこいいです。
踏面部分にタイルを使用し、蹴込み部分を塗装仕上げとするパターンが多いかと思います。
蹴込みの浮遊感が素敵です。
ひっこんだ部分に照明をつけると、夜さらにかっこよくなります。
L型玄関ポーチ
単調なまっすぐ玄関ポーチではなく、L型に段を設置すると、見た目にアクセントがつきます。
使い勝手もよくなりますし、スペースに余裕があれば是非検討したいパターンです。
レンガ仕上げの蹴上
洋風の外観やかわいらしい外観に合う感じです。
段差も見やすいのでつまずきにくいというメリットもあります。
踏面に石を乱貼りで使うとよりおしゃれさを演出できます。
ピンコロ仕上げの蹴上
ピンコロとは、90cm角くらいの御影石です。
道路境界部分や花壇などに使われることが多いです。
蹴上に使うと、少しごつごつしたナチュラル感を演出でき、おしゃれな雰囲気になります。
タイルを市松模様に使う
単調にならないように、異なる柄のタイルを市松模様に貼るというのもよいかと思います。
センスが問われそうですが、他にはない玄関ポーチにできるので、検討の予知ありです。
【番外編】真鍮風ステッカー
玄関タイルやサイディングに直接貼れるステッカーです。
雨水にも強く、後が残らず剥がすこともできます。
タイルにもモルタルにも似合うので、おすすめアイテムです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
個人的には跳ね出しタイプの玄関ポーチがかなり魅力的でした。
へっこんだ部分に照明をつけてかっこよく仕上げたいものです。
落ち着いた雰囲気の外観であれば、モルタル仕上げもおしゃれで検討したい玄関ポーチです。
できるだけきれいに保ちたいという人にはタイルがおすすめですが、貼り方やポーチの形状を工夫するなど、一味違う玄関ポーチの検討を是非してみてください。
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