この記事では、1級建築士・2級建築士の学科試験に出そうな近代・現代建築物の名前や特徴を解説します。
個人的な感想や想像も混じえながら書きましたので、事実と違う内容がございましたらご了承ください。
写真入りですので、建築士試験に興味ない方も楽しめる内容となっております。
下記のテキストとネット情報を参考にしております。
サグラダ・ファミリア
設計者はアントニオ・ガウディ。
バロセロナの記念碑的建築物。
100年経っても建設中というすごい建物です。
完成まで300年かかると言われていましたが、工期が半分に短縮され、2026年完成予定とのことです。
↓世界中で話題となった、完成イメージの動画です。ワクワクします。
クリスタル・パレス
設計者はジョセフ・パクストン。
特徴はロンドン万国博覧会のパヴィリオンで、鉄とガラスによる大スパン建築。
前代未聞な建物で、構造的に不安視され、一悶着あったそうです。ジョセフさんが闘ったそうです。水晶宮と呼ばれ、今はないようです。
赤い家
設計者はフィリップ・ウェップ。
アーツ・アンド・クラフト運動(ウィリアム・モリス提唱)の代表的建築。
アーツ・アンド・クラフト運動とは、詩人、思想家、デザイナーであるウィリアム・モリスが提唱したデザイン運動。
産業革命の大量生産で粗悪な商品が増えたことに対する批判から生まれた思想とのことです。
後のアール・ヌーボー等の芸術活動に影響を与えます。
予想より赤くなかったです。カントリーハウス風建築とのことです。
タッセル邸
設計者はヴィクトル・オルタ。
植物をモチーフにした優華なデザインのアール・ヌーボーの代表的建築。
アール・ヌーボーはヨーロッパを中心に開花した、国際的な美術運動で、キーワードは花、植物、曲線、ガラス、鉄。
当時は鉄やガラスは新素材だったそうです。確かに植物をモチーフにしたようなウネウネした印象です。
パリ地下鉄の入り口
設計者はエクトル・ギマール。
アール・ヌーボーの代表的建築。
キーワードは繭、花弁、蔦のような意匠。当時は新素材であったガラス、鉄を使っていることも特徴です。
パリ旅行にいったときに「アールヌーボーだね」と言いたいですね。
ウィーン郵便貯金局
設計者はオットー・ワグナー。
ワグナーの弟子たちは、過去の様式から分離したデザインを目指すゼツェッション(分離派)を結成した。
ガラス屋根が二重になっています。外観が「平面」「きっちり」とした印象です。
バウハウス校舎
設計者はワルター・グロピウス。
ドイツのデッサウに建ち、国際建築様式の水平、垂直による簡明な直線的構成の建築。
「モダン」の先駆けのようです。IKEAの製品デザインなどもバウハウスが起源になっているとか。
ロンシャンの教会
設計者はル・コルビュジェ。
フランス東部のロンシャンに建つ、コンクリートの重量感を生かした彫刻作品を思わせるコルビュジェの代表的建築。
屋根は蟹の甲羅がモチーフだそうです。サヴォア邸のモダンなイメージと全然違うのでびっくりですね。
イリノイ工科大学
設計者はミース・ファンデル・ローエ。
鉄とガラスによる校舎群であり、建築・デザイン学部校舎のクラウン・ホールが有名。
校舎は超かっこいいし、学生は超かしこそうですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
個人的にはロンシャンの教会に行ってみたいです。
草原に変わった建物が建っていることから、岐阜県多治見市のタイルミュージアムを思いだしました。
サグラダ・ファミリア2026年完成も知らなかったです…。もうすぐですね。
建築作品はいろんな思いや背景がありおもしろいので、試験に関わらず学んでいきたいものです。
コメント