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【2級建築士】製図試験を独学で勉強するポイント・体験談

1級・2級建築士
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2級建築士の製図試験は、市販の本やテキストなどで得られる情報が少なく、独学で学ぶことがとても難しいです。

試験の採点基準は明確化されておらず、何が正解かわからないので、資格学校に頼りたくなります。

情報をたくさん持っている資格学校に多くの人が通うことになり、講座費用も上がります。

製図対策講座だけでも40~50万円必要ですので、そこまでかけてまで取得したくないという人もいるかと思います。

私がそうでした。

独学でも合格している人は多くいますので、一度検討してみてもよいかと思います。

この記事は次のような方に役立ちます。

・2級建築士試験に興味のある方

・2級建築士試験を勉強中の方

・製図試験がどんな内容か知りたい方

※2021年の製図課題はRC造の可能性が高いので、学習する内容は2020年の木造課題と異なります。

以下で私が製図を勉強した順番、方法をお伝えします。

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①テキスト、製図課題を購入し、模範解答図面をトレースする

私は代表的な資格学校である「総合資格」「日建学院」のテキスト、製図課題書を購入しました。

途中で気づいたのですが、総合資格の方が日建学院よりかなり簡単な模範解答図面になっておりました。

同じ矩計図でも図面や書かれている部材名称の細かさに違いがありました。

細かく書きすぎなくても、必要最低限を抑えれば合格できることがわかりました。

まずは総合資格の模範解答図面をトレースすることをおすすめします。

総合資格 オリジナル予想課題・参考回答例 より
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②部分毎に作図の練習をする

2020年は矩計図が要求図書に入り、書いたことがなかったので一番多く練習しました。

また、「2階床伏図兼1階小屋伏図」も初めてでしたので、多く練習しました。

伏図は明確なルールがわかりませんでしたので、大体でよいことにしました。

本番も伏図はぐちゃぐちゃで「火打梁」という部材もすべて書き忘れましたが、合格にしてもらえました。

致命的なズレがないようにし、まずはある程度で全部の図面を書けるようにしました。

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③課題に挑戦する(エスキスの練習)

トレースによりある程度作図に慣れてきたので、平行して課題をやり始めました。

課題文を読んでエスキス(大体のゾーニング)をして、答え合わせをしていました。

エスキスで間違ったままきれいに図面を書いても仕方がないので、エスキス段階で失格レベルのミスがないか、確認することはよいと思います。

ただ、独学ですと添削がなく、先生の指示もないので、答えを見ると最後まで完成させる気がなくなってしまいます。

我慢して自分の力で一つの図面を完成させることが必要です。

2か月で8課題ほど行いましたが、本番で出た「バルコニー」は課題になかったので、私が購入したテキストだけでは情報が足りなかったことになります。

とりかかった順番は①→②→③ですが、同時進行で自分の弱い部分を練習していくとよいです。

また、仕事の日は眠いので「矩計図を1つ練習」など体調と時間に合わせて行っていくとよいでしょう。

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製図の勉強を進める上での注意点

勉強期間を振り返って、こうすればよかったと思う点をあげます。

・1回は必ず本番と同じ状況、試験時間で練習する(模試など)

・書き忘れてはいけないポイントを自分で一度まとめてみる(火打梁、耐力壁など)

・ネット情報、テキスト、過去問などを駆使して、イレギュラーな課題をつぶしておく(バルコニー、居室の土間スペースなど)

・模試か添削サービスを1回は利用してアドバイスを受ける

記事にアップしたようなレベルの図面でも要件を満たせば合格できます。

本番は焦って時間がなく、もう少し雑でした。

図面のきれいさや精巧さよりも、以下の項目が大事になります。

・それぞれの図面の整合性がとれているか(窓の位置など)

・図面が完成したか、すべての項目を埋めてあるか(面積、要点、寸法など)

・要求を満たしているか(部屋数、部屋の広さ、動線など)

・NG項目に対処できているか(例:道路境界線から〇mは建築不可など)

細かい内容やルールにこだわってしまうと練習が進みませんので、ある程度の理解にとどめて早い段階で完成図面を書けるようにしましょう。

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