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【2024年度】設計事務所売上ランキング解説!好調な業界動向と用途別の強みを分析

2024年度の設計事務所業界は、全体的に好調な推移を見せました。特に倉庫・物流施設やスポーツ施設などの需要が伸びており、業界の勢力図にも興味深い変化が現れています。

本記事では、建設雑誌やネット情報を参考に、2024年度の設計事務所売上ランキングと、用途別の注目ポイントを解説します。

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設計業界全体の動向:物流・データセンターが牽引

2024年度の設計業界は、比較的好調な一年でした。特筆すべきは、倉庫・物流施設が前年比32.4%増と大幅に売上を伸ばした点です。

伸びている分野: データセンターや民間鉄道会社の車両基地、スポーツ施設など。

苦戦している分野: 事務所ビル(オフィス)は、4年連続の増加から一転し、前年比5.6%減とマイナスに転じました。

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総合売上ランキング:不動の王者「日建設計」

全体ランキングのトップ層は、例年通りの顔ぶれが並びました。売上高200億円を超える上位4社が業界を大きくリードしています。

第1位:日建設計(444億円) — 圧倒的な売上規模で首位を独走。

第2位:三菱地所設計(253億円)

第3位:NTTファシリティズ

第4位:日本設計

第5位:久米設計 — 昨年ランク外からの再浮上

6位以降には、梓設計、JR東日本建築設計、日本設計、日企設計、山下設計、安井建築設計事務所などが続いています。

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用途別・業務別の注目ランキング

各社の得意分野が明確に分かれる結果となりました。

■ 倉庫・物流施設
第1位:パシフィックコンサルタンツ

注目企業:プランテック(第4位) 2020年設立の新しい会社ながら、31位から4位へ急浮上。コンサルとデザインを融合したアプローチで東南アジアにも進出しています。

■ PM(プロジェクトマネジメント)/ CM(コンストラクションマネジメント)
第1位:梓設計 — 前年比76.4%増と、この分野に注力している姿勢が見えます。

第4位:山下設計 — 前年比126.8%増と驚異的な伸びを見せました。

豆知識: PMは計画から引き渡しまでの全工程を管理するのに対し、CMは主に工事段階のコストや工程管理を主眼に置いています。

■ 庁舎(自治体などの公共建築)
第1位:山下設計(実績:小牧市役所、八幡市庁舎など)

第2位:佐藤総合計画(実績:敦賀市役所、岩国市庁舎など)

現状: 地方自治体の予算削減の影響もあり、上位10社中5社が減収となるなど、公共建築分野は厳しい環境にあります。

■ スポーツ施設
第1位:梓設計(実績:金沢スタジアム、国立競技場など)

第5位:大建設計 — 大幅増でトップ5入り(実績:世界水泳福岡、函館アリーナなど)

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まとめ

2024年度のランキングを紐解くと、日建設計のような総合的な強さを持つ企業のほか、スポーツ施設の「梓設計」、庁舎に強い「山下設計」「佐藤総合計画」など、各社の得意分野(専門性)が色濃く反映されています。

建築士試験を目指す方や業界研究をしている方は、こうした売上や用途別の強みを理解しておくことで、実社会での各設計事務所の立ち位置がよりイメージしやすくなるはずです。

↓参考動画

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