2026年度 建築士試験の最新情報はこちら

【1級建築士:施工】カーテンウォール完全攻略!方式別の特徴と重要数値まとめ

一級建築士の「施工」科目で頻出のカーテンウォール。高層ビルや病院建築などで広く採用されるこの工法について、試験に出るポイントを整理しました。

スポンサーリンク

カーテンウォールとは?

カーテンウォールは、建物の重さ(耐力)を負担しない「帳壁(ちょうへき)」のことです。

  • 素材: ガラス、金属、ALCパネル、プレキャストコンクリート(PC)など。
  • 特徴: 軽量、工期短縮、高い品質、多彩なデザイン。
  • 取り付け金物: ファスナーと呼ばれます。
スポンサーリンク

取り付け方式の分類

試験で最も問われるのが、構造の動き(相関変位)への追従方法です。

■方式による違い

  • スパンドレル方式: 腰壁と下がり壁が一体の部材。サッシ部分で相関変位を吸収します(パネルは回転しません)。
  • マリオン方式(方立方式): 垂直の「方立(マリオン)」を流し、その間に部材をはめ込む方式。
  • バックマリオン方式: 方立の前面にパネルを貼るため、外観から方立が見えず、意匠性に優れます。

■動き(追従)による違い

  • ロッキング方式: パネルが「回転」して追従します。ALCパネル工事などで使われ、目地は2面接着とします。
  • スライド方式(スウェイ方式): パネルが「横滑り」して追従します。
スポンサーリンク

重要ポイント:相関塞ぎと許容差

ここは引っかけ問題が多いので要注意です。

  • 相関塞ぎ(そうかんふさぎ): 躯体との隙間を埋める耐火処理のことです。目的は「上階への炎症と煙の防止」であり、気密・水密のためではありません。
  • 金物の取り付け許容差:
    鉛直方向:±10mm
    水平方向:±25mm
    (覚え方:鉛(えん)筆10本、水平さんニコっ(25)
スポンサーリンク

目地幅の許容差(まとめ表)

材質許容差
メタルカーテンウォール±3mm
アルミニウム合金鋳物±5mm
プレキャストコンクリート(PC)±5mm

まとめ:試験対策のコツ

カーテンウォールは、「どの部分で変位を吸収するか(サッシかパネルか)」と「相関塞ぎ=耐火」という2点を押さえるだけで、得点源になります。

高層の特定機能病院などでは、これらの施工品質が建物の寿命や安全性に直結します。数値は繰り返し聞いて、語呂合わせで覚えてしまいましょう!

↓参考動画

コメント